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ターミナルとは?

マウスやトラックパッドを使用せずに、キーボードからPCにコマンドと呼ばれるコマンドを入力し操作するためのアプリケーションです。

【keyword】

ディレクトリ :フォルダ
ルートディレクトリ :最も上の階層にあるディレクトリ
カレントディレクトリ :現在作業中のディレクトリ
ホームディレクトリ :ログイン直後のディレクトリ(ターミナル起動時のデフォルトディレクトリ)
オプション :コマンドにオプションをつけるとコマンドの表示・動きを変えることができる
相対パス :現在作業しているディレクトリから見た指定方法
絶対パス :現在作業しているディレクトリに関係なく、全体の1番上の階層から見てどの位置かを示す指定方法

【ショートカットキー】

ターミナル操作を行う上で覚えておくと便利なショートカットキーです。

control + A :コマンドライン先頭に移動
control + E :コマンドライン末尾に移動
control + D :終了

【コマンド】

     

man

マニュアルを表示する
man [コマンド名]指定したコマンドのマニュアルを表示する

uname

OSの情報を表示
<オプション例>
-a システムの全ての情報を表示
-m プロセッサのハードウェア名を表示
-r OSのリリース番号を表示
-v OSのバージョンを表示
-n ネットワークのホスト名を表示

cal

カレンダーを表示する
cal [オプション] [[[日]月]年]
例)cal 8 2020
<オプション例>
-1 今月のカレンダーを表示(デフォルト)
-3 先月、今月、来月のカレンダーを表示
-y 今年1年分のカレンダー表示
-s 日曜を週の先頭にする(デフォルト)
-m 月曜を週の先頭にする

ls

カレントディレクトリ内のファイル・ディレクトリ一覧を表示(ls:List)
<オプション例>
-l ファイル・ディレクトリの詳細も同時に表示
-a 隠しファイルも含めファイル・ディレクトリ一覧を表示
-d ディレクトリ自体の情報を表示
-G ファイル・ディレクトリを色分けして表示
-S サイズ順に並び替えて表示
-s サイズを表示
-t 修正時刻順に並び替えて表示
-la 隠しファイルも含む全てのファイル・ディレクトリの詳細を表示
-ld ディレクトリ内ではなく、ディレクトリ自体の情報を表示

cd

ホームディレクトリに移動(cd:change directory)
cd xxxx xxxxファイルに移動
cd .. 1つ上の階層のファイルに移動
cd ../.. 2つ上の階層のファイルに移動

pwd

カレントディレクトリのパスを表示(pwd:print working directory)

touch

新しく中身が空のファイルを作成
touch sample.html sample.htmlというファイル作成

mkdir

新しく中身が空のディレクトリを作成(mkdir:make directory)
mkdir xxxx xxxxというディレクトリの作成

rmdir

ディレクトリの削除(rmdir:remove directory)
mkdir xxxx xxxxというディレクトリの削除

mv

ファイル移動、ファイル名変更(mv:move)
mv sample.html xxxx/ sample.htmlファイルをxxxx/ディレクトリ内に移動
mv sample.html test.html sample.htmlファイルをtest.htmlに名前変更

cp

ファイルのコピー(cp:copy)
cp sample.html xxxx/ sample.htmlをxxxx/ディレクトリ内にコピー
cp sample.html test.html sample.htmlをtest.htmlという名前でコピーする

rm

ファイル削除(rm:remove)
-i ファイルを削除していいか警告を表示
-r ディレクトリ内にあるファイルも削除
-f 警告なしで削除
-rf ディレクトリ内にあるファイルごと警告なしで削除

open

ファイルを開く(ターミナル操作によってFinderでファイルを開く)
open . カレントディレクトリを開く
open ~/ ホームディレクトリを開く

source

ファイルの設定を読み込み有効にする
source ~/.bash_profile ホームディレクトリの.bash_profileファイルを読み込み有効にする
source .bash_profile カレントディレクトリの.bash_profileファイルを読み込み有効にする

history

コマンド履歴の表示
history [コマンド数] 指定数のコマンドを表示
history -c コマンド履歴の消去

cat

ファイルの中身を表示する
cat sample.html sample.htmlの中身を表示
cat -n sample.html sample.htmlの中身+行番号も一緒に表示する

find

ファイルやディレクトリを検索する
find [ディレクトリ] [検索条件] [アクション]
例)find /xxxx -name”*abc*” -ls
<ディレクトリ>
find (指定なし)カレントディレクトリ以下の全ファイルが表示
find /xxxx xxxxディレクトリ内の全てのファイルが表示
<検索条件例>
-name”*abc*” ファイル・ディレクトリ名に「abc」を含むファイルを検索。   ワイルドカードを使用しない場合「””」は省略可
-amin n分前にアクセスされたファイル・ディレクトリを検索
-atime n日前にアクセスされたファイル・ディレクトリを検索
-mtime n日前に修正されたファイル・ディレクトリを検索
-type f(d) ファイル(ディレクトリ)のみを対象として検索
-empty 容量0のファイル・ディレクトリを検索
<アクション例>
-print 検索ファイルを表示(デフォルト)
-ls 検索ファイルの詳細を表示

grep

ファイル内から指定した「文字」に一致する内容を含む行を検索
grep [オプション] [検索文字列] [ディレクトリ]
<オプション例>
-r(- -recursive) 指定ディレクトリ以下サブディレクトリも含めて検索
-i(--ignore-case) 大文字・小文字区別せず検索
-l(- -files-with-matches) ファイル名のみ表示
-n(--line-number) 検索結果に行番号を表示
-v(--invert-match) 一致しない行を表示

ps

起動しているプロセス(稼働中のプログラム)を表示(process status)
<オプション例>
-A 全プロセスを表示
e プロセス名と環境変数を表示
a 操作中のプロセスを表示
u CPUやメモリの使用率も表示する
x 現在実行しているプロセスを表示
aux a,u,xオプションの組み合わせ(最も使用頻度が高い)
l プロセスの状態も表示
-u プロセスを実行しているユーザーを指定
-sort プロセスの表示順を指定

kill

プロセスを終了させる
kill [オプション] [プロセス番号(PID)]
<オプション例>
-s [シグナル] 指定したシグナルを送信
-[シグナル] 指定したシグナルを送信
-l [] シグナル名と番号の対応を表示
<シグナル例>
1 :SIGHUP :再起動
2 :SIGINT :キーボードからの割り込み
3 :SIGQUIT :キーボードによる中止
4 :SIGILL :不正な命令
6 :SIGABRT :中断
9 :SIGKILL :強制終了
15 :SIGTERM :終了
17 :SIGSTOP :停止
18 :SIGCONT :一時停止からの再開
19 :SIGSTOP :一時停止
20 :SIGTSTP :端末より入力された一時停止
※シグナル名を使用する場合は「SIG」は省略します。