支援対象地域:札幌、仙台、関東、愛知、関西、広島、福岡

  • TOP
  •   
  • コラム
  •   
  • コーディングとは何かやプログラミング

はじめに

コンピューターに命令を書き、指示していくことを「プログラミング」もしくは「コーディング」 と言います。プログラミングは世間一般的にもよく聞く言葉ですが、コーディングはIT業界の人以外はあまり知らない言葉だと思います。そして、IT業界の人でも、プログラミングとコーディングの詳しい違いを把握していなかったりします。なので、この記事では、プログラミングとコーディングの違いを作成出来るものと出来ないものないものの例などを用いて解説してきます。 また、コーディング時の注意点なども記載しているので、技術的なことの参考にもなればと思います。

コーディングとは

コーディングとは、コンピューターにして欲しい処理をコンピューターが理解できる言葉で記述することです。コンピューターは、私たち人間の言葉はわかりません。なので、コンピューターが理解できるJavaやPHPなどのプログラミング言語やHTMLやCSSなどのマークアップ言語で指示を出してあげなければなりません。JavaやPHPのような言語を使ってコードを書くこともコーディングと言われますが、基本的には、HTMLやCSSでコードを書くことをコーディングと呼び、デザイナーがデザインした物を基に見出しをつけたり、背景や文字に色をつけたり、画像を表示したりします。要するに「ここにこれをこんな風に表示して欲しいとコンピューターに命令すること」により、ブラウザで見える形にしていくのがコーディングです。

コーディングとプログラミングの違い

コーディングの説明だけだといまいちプログラミングとの違いがわからないという方が多いと思います。なので、ここではプログラミングとは具体的にどういったあたりが違うのかということを比べていきながら、説明していきます。プログラミングを少しでもしたことがある方でしたらわかると思いますが、プログラミング言語では「1+1=2」のような計算ができます。ですが、HTMLやCSSのようなマークアップ言語では、このような計算はできません。他にもプログラミングでは「この処理を◯回繰り返す」という繰り返しの処理や「もし、〇〇であれば××を表示する。それ以外は△△と表示する」など条件によって違う処理をすることが可能です。しかしマークアップ言語によるコーディングでは、そういった複雑な処理ができません。ですから、コーディングで作れるものはホームページが代表的な例になります。最近は、ホームページもJavaScriptやPHPをマークアップ言語と一緒に用い、作られているケースもありますが、ただ単に画像やテキストを配置し、背景に色をつけたり、文字の大きさや色を変えたり、レイアウトを設定したりするだけのページであれば、マークアップ言語が使用されています。一方、プログラミングででしか出来ないことは、わかりやすい例で言うと、ショッピングサイトやブログサイトなどです。買い物カートがあったり、在庫を自動で減らしたり、人それぞれに専用のアカウントを作れたりなど、見る人によって表示されるものが違うというのは、プログラミング言語でしか出来ないことです。 以上、プログラミングとコーディングの違いについて解説しました。

コーディングの注意点

ここまで、コーディングとはどういったものなのか、コーディングとプログラミングの違いは、何なのかと言うことについて説明してきました。ここでは、マークアップ言語の技術的なことをお話ししていきたいと思います。 コーディングをするときの注意点なのですが、冗長で複雑なコードは避けることです。これはコーディングだけではなく、プログラミングをするときにも当てはまります。冗長で複雑なコードはサイト表示時のパフォーマンスを下げてしまったりすることに繋がります。また、検索エンジンの評価が低くなり、検索されづらいサイトになってしまったりもします。せっかく見てもらうために作ったサイトが重かったり、検索され辛かったりするサイトでは意味がありません。 また、HTMLは文書構造、CSSはデザインをあてるものという役割を考えるということもコーディングの大事なポイントです。 HTMLでは、無駄な改行やスペースを無くし、見出しタグや段落タグ、リストタグや定義タグなどそれぞれの役割にあったタグを正しく実装することを意識すれば良いでしょう。 CSSでは、コードをHTMLのheadタグ内に記述するやり方とCSSのコードだけを記述し、HTMLファイルに読み込ませるというやり方の2つの方法があります。基本的には、後者の方法を取ります。背景の色や文字の大きさなど、同じ記述が出てくるものは、クラス属性は一つにし、記述を短くするなどを意識して実装すると良いでしょう。 一通りコーディングが終了したら、様々なブラウザで、制作したサイト確認します。 なぜなら、ブラウザによってレイアウトが崩れていたりすることがあるからです。

さいごに

いかがでしたでしょうか。前述したとおり、最近では、ホームページでもJavaScriptなどを使用し、見た目に動きをつけたり、マウスをあてると写真が拡大したり、ヘッダー画像がスライドになっていたりと色々な技術が使われています。なので、これからはホームページ制作にもマークアップ言語だけではなく、プログラミング言語も必要となってくるでしょう。